労使紛争のもつれから、ソウル西部にある発電所の煙突(高さ75メートル)の上で426日間にわたって生活していた組合員の男性2人が11日、雇用条件で会社側と合意したとして、約1年2カ月ぶりに地上に戻った。

 韓国メディアなどによると、2人は煙突の上端部の作業スペースに、青いビニールシートを張って生活していた。食糧や水は支援者が用意した後に、ロープで地上から引き上げて運んでいたという。

 2人は11日午後、消防隊員に付き添われて地上に降りた後、病院に向かった。2人は取材陣に、「多くの人が応援してくれて感謝している」と語った。(ソウル=牧野愛博)

2019年1月11日21時19分
朝日新聞デジタル
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