ノロウイルスに感染しても発症しないが、ウイルスを排出する不顕性感染者も認められている。
食中毒事件に際して検出された食品取扱者(発症者及び非発症者)の糞便中のノロウイルス量を示したものが図5であり、
非発症者ではウイルス排出量の少ないヒトが多いが、患者の排出量に相当する非発症者も認められている

不顕性感染者のウイルス排出期間については、1食中毒事例(患者数62名)において、
便中からノロウイルスが検出された非発症者(調理従事者)を追跡した調査で、
13〜15日後にも3名の便中からウイルスが検出されており、107コピー/gという多量のウイルスを
排出している事例も示されている
http://www.fsc.go.jp/sonota/risk_profile/risk_norovirus.pdf