勤労統計のこの件について、簡単に説明すると、ルール違反だったのは「抽出調査」をしたこと。

東京都=抽出調査(一部だけ抜き出して調査)
東京都以外=全調査

厚生労働省は抽出調査を東京都以外でもやりたいと言ったら、それはダメとなった。

賃金が高い東京都の企業が統計から一部が抜けていたため、平均賃金も下がってしまう。
それで雇用保険の支給額も下がると推定され、本来の調査での支給額との差分が発生(当然、本来の支給額はもっと高かったことになる)

因みに、賃金上昇率と完全失業者数も怪しいとの報道あり。
事の発端は、賃金上昇率が変な時期に上昇しているのを不審に思った総務省が独自調査開始したためらしい。


けど、当の総務省が出している完全失業者数もおかしい。
なにがおかしいかというと、有効求職者(失業して雇用保険資格者ある者(ハロワに行った人))よりも完全失業者が少ない。ハロワに行かず求職している人もいるから、完全失業者数のほうが多くなる模様。