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富山市ファミリーパークで非公開で飼育されている国の天然記念物、ニホンライチョウがことし3月をめどに一般公開されることになりました。

絶滅のおそれがあるニホンライチョウの野生復帰を目指して、環境省は5年前から富山市ファミリーパークなど全国5か所の動物園で人工繁殖に取り組んでいます。
このうちファミリーパークでは現在、オスとメスあわせて11羽を飼育していますが繁殖環境を整えることを優先し、公開はしていません。

ライチョウの公開について環境省の検討会はこの5年で繁殖について一定の知見が備わり成果が上がったことを踏まえ野生の環境に近いより広い空間に移して慣らしていくことや希少な生物への関心を高めてもらうため全ての動物園で公開することを決めました。

これをうけてファミリーパークは、ライチョウの体調を考慮しながら展示施設の準備を進め、ことし3月の一般公開を目指すことになりました。

ファミリーパークは「これまでもライチョウを見たいという多くの声が寄せられてきた。ライチョウを間近で見て保全の取り組みも知ってもらい、のちのちまで残していこうという思いを持ってもらいたい」と話しています。

ライチョウ 一般公開へ
01月12日 12時44分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20190112/3060001100.html