●外国語の翻訳と土着化の意義

・各地域、各々の庶民が格差なく多様な知にアクセスできる
・活動しやすい母国の公共空間、言語空間ができあがる
・多数の一般的人々の力が集まることとなり、各社会に活力が生まれる
・自分達の言語や文化に自信を抱く
・多様な知に幅広く触れ、各自の能力を磨き発揮できるようになる
・創造性の発揮も可能になる。母語の感覚なしには創造性はありえない
・それまで文化的、社会的に排除されていた多数の人々が各社会に
 政治参加、社会参加できるようになり、その活力が近代社会を作り出した
・日本の大学や会社での英語公用語化ではなく、新興諸国で自国の言語による
 高等教育や専門職への就職が可能になるような国づくりの支援をするべき


●これからの国づくり

・グローバル化に対する警戒心が必要
・特に資本の国際的移動には一定の規制が必要
・多数の人々が格差なくアクセスできる公共空間の再構築と充実
・内需中心の国づくり
・外需を取り込め!打って出ろの安易さ
・日本語で高等教育が受けられ専門職に就ける国づくり
・外来の先進の知に学ぶべきだが、それを一般的日本人の万人の共有物となるよう
 「翻訳」「土着化」する必要
・「翻訳」「土着化」により多様な外来の知を適切に位置づけた
  庶民が参加しやすく、多様な機会や考えのあふれる国づくり