毎日新聞 2019年1月14日 21時43分(最終更新 1月14日 21時44分)
https://mainichi.jp/articles/20190114/k00/00m/040/177000c

 成人式に出席するため振り袖を着た女性にソースのような液体をかけたとして、警視庁荻窪署は14日、
埼玉県蕨市南町1、無職、斎藤拓容疑者(23)を暴行容疑で逮捕した。
他にも振り袖を着た女性3人が同様の被害に遭っており、同署が関連を調べている。

 逮捕容疑は14日午前7時35分ごろ、東京都杉並区のJR荻窪駅近くの路上で、
振り袖姿の女性(19)にソースのような液体をかけたとしている。
「将来に不安とストレスがあり、逃れるためにやった。気持ちが晴れると思ったが1件では晴れず繰り返した」と容疑を認めているという。

 同署によると、女性は同駅近くの美容室で着付けを終え、歩いて自宅に向かっている途中、
斎藤容疑者に後ろから「きれいな着物ですね」などと声をかけられた。
帰宅後、母親に指摘され液体がかけられていることに気付き、交番に届け出た。

 午前9時ごろ、別の振り袖に着替えて式典に向かった女性が、同駅付近で斎藤容疑者を発見。
逃走したが、警戒に当たっていた同署員に取り押さえられた。
現場付近の防犯カメラに斎藤容疑者が液体をかけている様子が映っており、所持品からは小袋入りのソースが複数見つかったという。