https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190117/k10011780961000.html

阪神・淡路大震災から24年となるのに合わせ、東京・港区の商業施設などが入るビルで、
首都直下地震を想定して、帰宅が困難になった外国人を受け入れる訓練が行われました。

訓練は、東京・港区にある「六本木ヒルズ」でビル管理会社の社員と、周辺の大使館職員、
それにインターナショナルスクールに通う子どもなど合わせて100人余りが参加して行われました。

首都直下を震源とする地震で震度6強の揺れが発生し、その後、周辺の公共交通機関が止まったという想定で、
帰宅が困難になった外国人を受け入れる手順を確認しました。

ビル管理会社の社員が英語や簡単な日本語を使って帰宅途中の人がビル内で休めるよう誘導し、
受け付けで、名前や性別を記入してもらったりけががないか確認したりしていました。

このあと、インターナショナルスクールの子どもたちに、地震が起きた時はビルに避難できることや、
アルミ製のブランケットなど防災用品の使い方を教えていました。

参加したIT企業に勤めるインド人の男性は「インドは地震が少ないので日本で地震を経験したときは
何をしていいか分からなかったので、訓練はとても勉強になりました」と話していました。

訓練を企画した森ビル震災対策室事務局の鈴木健次郎事務局長代行は「英語のほかにやさしい日本語を
使って避難を呼びかけられるように外国人の受け入れ態勢を整えていきたい」と話していました。


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190117/K10011780961_1901171224_1901171334_01_02.jpg