https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190117/k10011781571000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_016

「徴用」判決後初めて 日韓外相 23日スイスで会談へ
2019年1月17日 19時21分「徴用工」判決

日韓関係が悪化するなか、河野外務大臣は23日に訪問先のスイスで、韓国のカン・ギョンファ(康京和)外相と会談する方向で調整に入りました。日韓の外相が直接会談するのは、去年9月以来で、「徴用」をめぐる判決のあとでは初めてとなります。

太平洋戦争中の「徴用」をめぐる裁判で、韓国の裁判所が資産の差し押さえを認める決定を出したことを受けて、政府は日韓請求権協定に基づく協議を韓国政府に要請しましたが、韓国側はこれまでに応じていません。

こうした中、河野外務大臣は来週、世界経済フォーラムの年次総会「ダボス会議」に出席するためスイスを訪れる予定で、これに合わせて23日に、韓国のカン・ギョンファ外相と会談する方向で調整に入りました。

両外相が直接会談するのは去年9月以来で、「徴用」をめぐる判決後初めてです。

河野大臣は請求権をめぐる問題は解決済みだとする日本の立場を改めて伝え、協定の解釈が両国で明確に異なっているとして、早期に協議に応じるよう求める方針です。

一方のカン外相は先の記者会見で、悪化している日韓関係について、「両国の関係をどうやったら維持できるのか検討中だ。外相会談などを通じて、未来志向的に進めていきたい」と述べており、会談の行方が注目されます。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190117/K10011781571_1901171926_1901171928_01_02.jpg