https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190117/k10011781551000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_008

元日の原宿暴走事件 逮捕の男「鑑定留置」開始
2019年1月17日 19時38分原宿 車暴走

元日に東京 原宿の竹下通りで車が暴走した事件で、殺人未遂の疑いで逮捕された21歳の男について、刑事責任能力を調べるための「鑑定留置」が始まりました。期間は数か月間の見通しで、専門家による精神鑑定が行われ、東京地方検察庁は、その結果などを踏まえて起訴するかどうか判断するものとみられます。

元日の未明、東京 渋谷区神宮前の竹下通りを軽自動車が暴走し、歩行者9人をはねるなどして、このうち19歳の男子大学生を意識不明の重体にさせたとして、大阪・寝屋川市に住み大学の夜間コースに通う日下部和博容疑者(21)が殺人未遂の疑いで逮捕されました。

これまでの調べに対し「明治神宮で高圧洗浄機を使って灯油を噴射させ、火をつけようとしたが失敗し、竹下通りに車で突っ込んだ」と容疑を認めたうえで、動機について「死刑制度への報復」などと説明しているということです。

日下部容疑者について、東京地方検察庁は刑事責任能力を調べるための「鑑定留置」を裁判所に請求し、これまでに「鑑定留置」が始まりました。

期間は数か月間の見通しで、この間、専門家による精神鑑定などが行われ、東京地検はその結果などを踏まえて起訴するかどうか判断するものとみられます。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190117/K10011781551_1901171930_1901171938_01_02.jpg