強引な追い越し運転で観光バスを急停車させ、乗客3人に重軽傷を負わせたとして、下田区検は17日までに、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の罪で河津町の男性職員(24)=同町=を下田簡裁に略式起訴した。簡裁は同日までに罰金50万円の略式命令を出した。

 車同士は接触していないものの、危険な運転が重大事故を招いたとして、職員は道交法違反(ひき逃げ)の疑いでも逮捕、送検されたが、区検は同容疑では不起訴とした。

 区検によると、職員は昨年8月26日午前7時ごろ、東伊豆町内で乗用車を運転。片側1車線の見通しの悪いカーブでバスを追い越し、対向車と衝突しそうになったため、バスのすぐ前方に強引に割り込み、急停車させたなどとされる。バスに乗っていた男女3人が転倒するなどして重軽傷を負った。

 職員の処分について、河津町の岸重宏町長は「懲戒審査委員会を開き、厳正に対処する」とコメントした。

1/18(金) 8:09
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