人間が定住する地域として最も気温が低いとされるロシア極東サハ共和国のオイミャコンでは18日、氷点下59度を記録し、この冬一番の冷え込みとなった。現地では午後4時には暗くなり、屋外に出ると、髪の毛もまつげも一瞬で凍った。

オイミャコンは「北半球で最も寒い場所」とされる、人口約500人の集落。1926年1月に氷点下71・2度が観測されたが公式には認定されておらず、公認の最低気温は33年2月の氷点下67・7度。

1月、2月の平均最低気温は氷点下50度を下回り、最近では極寒体験ツアーが人気だ。民宿を営むタマラ・ワシリエワさん(71)は「寒さのおかげで世界中から観光客が来る。素晴らしいことだ」と笑顔を見せた。(共同)

[2019年1月19日9時30分]
日刊スポーツ
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