【明石市】第2子以降の保育料が無料!子育てしやすい町”兵庫県明石市”の取り組み。 2016/

■財源は今年度でおよそ4億円必要で、市長や職員の給与を削減するなどしてねん出したという。

今、兵庫県明石市では子育て世代の人口が増加しています。それは、成23年5月に明石市長に就任し、現在2期目を務める泉房穂市長が、「子どもを核にしたまちづくり」を掲げ、特色ある子ども施策を進めてきたためです。

予算配分を子育て施策にシフトし、子どもを産み、育てやすい環境を整えたことから、2012年から15年までに人口が約3000人増加しています。

そして、子育て世代の人口の増加により地価も上昇、固定資産税収入が増加し、財政収支も改善しているという注目都市なのです。

では、どのような施策がそれほどまで人口増加を引き起こしているのでしょうか。

■所得制限なし!第2子以降の保育料を無料化

明石市では2016年9月から、所得制限なしで第2子以降の保育料を完全無料化します。

子どもや兄弟の年齢、保護者の所得に関係なく一律で無料化するのは関西初で、5万人以上の市では全国初の試みとなります。

明石市の試算では、夫婦共働きで年収700万前後、6歳、3歳、0歳の子がいる世帯の場合、年間約74万円の負担減になります。”第2子の壁”の大きな理由と言えば、経済的な負担。

所得制限等がなく第2子以降が無料になるということから、今後も人口増加が期待されています。