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減速する中国経済、GDP成長率 28年ぶり低水準
2019/01/21 8時間前

中国の2018年の第4四半期(10月〜12月)のGDP(国内総生産)成長率は前年同時期と比べてプラス6.4%にとどまり、2018年の第3四半期(6.5%)からは0.1%減速した。昨年1年間のGDPは6.6%で、これは天安門事件翌年の1990年以来、28年ぶりの低水準。世界経済に与える影響への不安を掻き立てる内容となった。

世界第2位の経済大国の低迷を受けて、世界経済への潜在的な波及効果についての懸念が高まっている。アメリカとの貿易戦争も悲観的状況に拍車をかけている。

21日に発表された成長率は、2007年の世界金融危機以来、もっとも弱い四半期成長率を示している。
中国経済を注視する専門家たちは、中国政府が発表するGDP値は慎重に受け止めるべきだと指摘するが、政府発表のGDPは中国の成長見通しをはかる上で指標になる。

経済減速の危険性

中国の成長鈍化は近年ずっと続いているものの、企業側が主要市場について警戒を鳴らしていることから、数カ月来続く中国経済の減速ペースに懸念が高まっている。

今月初めにはアメリカのアップル社が、中国の経済成長の減速を理由に、2018年10月から12月期の売上高予想を下方修正した。

自動車メーカーなど様々な企業が、米中貿易戦争による影響だと言明している。
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