日本電産(6594)が23日発表した2018年4〜12月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比10%増の1032億円と同期間として過去最高を更新した。車載用や産業用モーターなどの販売が増えた。

売上高は4%増の1兆1543億円だった。家電・商業・産業用部門は6%、車載部門は3%伸びた。一方、HDDモーターなどの「精密小型モーター」は1%減った。本業のもうけを示す営業利益は3%増の1293億円だった。

19年3月期の連結純利益は前期比14%減の1120億円、売上高は3%減の1兆4500億円を見込む。同社は17日、中国経済の減速で主力のモーター販売が昨年11月以降失速したとして今期の見通しを下方修正していた。

同時に発行済み株式総数(自己株式を除く)の1.70%にあたる500万株、金額で500億円を上限とする自己株式の取得枠を設定すると発表した。取得期間は29日から20年1月23日。

2019年1月23日 15:51
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