朝日新聞社が25〜34歳の未婚男女を対象にしたインターネット調査で交際歴を聞くと、親と同居しているかどうかで、結果に大きな差が出た。特に男性の場合、「交際相手がいる」割合は、親と同居の人は16%に対し、別居の人は32%だった。

未婚の男女、結婚願望に影落とす収入の壁 ネット調査
 女性も、親と同居の人の25%が「交際相手がいる」と答えたのに対し、別居の人は38%だった。

 「交際相手がいる」率は年収が多いほど高く、親との同居率は年収が少ないほど高い。ただ、同じ水準の年収同士で比較しても、親と別居の人の方が、同居の人より交際率が高かった。

 親との別居は、結婚願望の強さにも影響しているようだ。親と同居の人で「なるべく早く結婚したい」と答えたのは22%(男性16%、女性28%)で、別居の人の36%(男性30%、女性42%)より低かった。「いずれはしたい」は、同居51%に対し、別居49%と大きな差はなかった。

 都内で実家暮らしをする男性(31)は「確かに実家暮らしは楽だし、趣味の漫画描きに没頭できる。彼女がいなくてもさほど気にならない」と調査結果に納得する。ソフト開発会社に勤め、年収は400万円弱。彼女は、これまでいたことがない。「いずれ結婚したい気持ちもあるが、こだわってはいないし、家族を養うには収入が足りない」

 国立社会保障・人口問題研究所…

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ソース
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