NY株価 値下がり 中国経済の減速で先行き懸念
01/29 06:53 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20190129/k10011794941000.html

週明け28日のニューヨーク株式市場は、中国経済の減速を受け業績を下方修正する企業が相次いだことから、世界経済の先行き懸念が強まり、ダウ平均株価は値下がりしました。
企業の決算発表が本格化しているアメリカでは今週、アップルやフェイスブック、ボーイングなどが発表を控えており、内容によっては株価の神経質な展開も予想されます。

28日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、先週末に比べて208ドル98セント安い2万4528ドル22セントでした。

この日は朝方発表された建設機械大手「キャタピラー」の決算や半導体メーカー「エヌビディア」の業績見通しが、いずれも中国での売り上げ減少などを理由に下方修正されたことから、投資家の間で世界経済の先行き懸念が一段と強まり、売り注文が広がりました。

このためダウ平均株価は一時400ドル以上値下がりする場面もありました。

アメリカでは今週、企業の決算発表が本格化し、29日にアップル、30日にはボーイング、フェイスブック、マイクロソフト、31日にはアマゾンなどが控えています。

市場関係者は「28年ぶりの低成長を記録した中国経済の減速がアメリカの株価を支えてきた企業の業績に徐々に影響を与えており、個別の決算内容で株価が不安定になる神経質な展開も予想される」と話しています。