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2019/02/01(金) 04:52:44.34ID:BToip4RD9園児の数を偽わり給付金詐取の疑い 元園長逮捕 兵庫 姫路
2019年1月31日 18時35分
定員を大幅に超える園児を受け入れ、給食を十分に与えなかったことなどが問題になった、兵庫県姫路市の認定こども園の元園長が、園児の数を偽って申請し、市から給付金820万円余りをだまし取ったとして逮捕されました。
逮捕されたのは、姫路市にあった認定こども園、「わんずまざー保育園」の元園長、小幡育子容疑者（47）です。
警察によりますと、平成27年３月から５月にかけて園児の数を偽って申請し、姫路市から820万円余りの給付金をだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれています。
「わんずまざー保育園」は、およそ70人の園児を受け入れていて、警察は、定員の40人を大幅に超えていることを隠して給付金を申請していたことが詐欺にあたるとしています。
認定こども園になった平成27年３月以降、園には総額およそ１億円の給付金が支給されていて、警察はすべてが不正な受給にあたるとみて調べています。
警察は捜査に支障があるとして小幡元園長が容疑を認めているかどうか明らかにしていません。
「わんずまざー保育園」は、およそ70人の園児に対して40人分ほどの給食しか用意しなかったことや、１歳児や２歳児にカレースプーン１杯分の給食しか与えなかったことなどが発覚し、おととし４月にこども園の認定を取り消され、その後、廃園しています。
一連の不正の経緯
姫路市飾磨区にあった「わんずまざー保育園」の一連の不正は、おととし、兵庫県と姫路市が合同で行った特別監査で発覚しました。
そのうちの１つが、園児の受け入れの数です。
40人の定員を大幅に超える70人ほどの園児を、自治体に隠して不正に預かっていました。
給食にも大きな問題がありました。
給食のおかずはおよそ40人分しか用意せず、１歳児や２歳児にはカレースプーン１杯分しか与えていませんでした。
監査では量も栄養も不十分だと指摘されました。
さらに、一連の不正が発覚しないよう書類を改ざんしたり、うその報告を行ったりしていた実態も明らかになりました。
県や姫路市は、おととし４月、こども園の認定を取り消し、「わんずまざー保育園」はその後、廃園になりました。
また、元園児の保護者が小幡育子元園長を訴えた裁判では、先月、裁判所が「元園児に提供された食事の量は不十分で生命・身体への危険が生じる状況だった」と指摘し、慰謝料など100万円余りの支払いを命じています。
