ベトナムが首脳会談の開催場別として有力視される最大の理由は、北朝鮮、アメリカ、韓国という主要当事国全てと関係が良好なことにある。
まずベトナムと北朝鮮は、イデオロギーが近いこと、ベトナム戦争時に北朝鮮がベトナムを支援したことなどの理由で、今でも互いを「兄弟国」と呼ぶ間柄だ。
北朝鮮当局者は、ベトナムの経済改革を経済政策の手本にする可能性も口にしている。
(ニューズウィーク 2019年1月29日号)より