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ビジネス
2019年1月31日 / 18:42 / 1時間前更新
米大統領、FRB理事に元ピザチェーン経営のケイン氏検討
Reuters Staff

[ワシントン 31日 ロイター] - トランプ米大統領は、2012年大統領選挙の共和党指名候補を目指した元ピザチェーン経営者のハーマン・ケイン氏を連邦準備理事会(FRB)理事に指名することを検討している。政権高官が31日明らかにした。

この高官によると、ケイン氏はこの日、ホワイトハウスでトランプ氏と会談。指名は最終的に決定されていない。ホワイトハウスはコメントの要請に応じず、ケイン氏はアシスタントを通じてコメントを拒否した。

7人で構成されるFRB理事会は現在、2つの空席がある。理事は米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持ち、金融政策決定において米国で最も影響力のある当局者とされる。

ケイン氏は1989─96年にカンザスシティー地区連銀でディレクターとして勤務した経歴を持つ。

12年の大統領選では一時共和党の予備選で首位に立ったものの、複数の女性に対する性的嫌がらせの疑惑が浮上し、支持率が低下。ケイン氏は疑惑を否定した。

同大統領選では元マサチューセッツ州の知事のミット・ロムニー氏が共和党候補の指名を獲得したが、ロムニー氏は現職のオバマ氏に敗れた。