ゆうちょ銀行 仲介したスルガ銀行の不正32件と発表
2019年2月1日 18時57分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190201/k10011800201000.html

スルガ銀行が不動産向けの不正な融資を行っていた問題で、ゆうちょ銀行は、仲介したスルガ銀行の住宅ローンの中に32件の不正があったものの、これらの不正に行員は関与していなかったと発表しました。

ゆうちょ銀行は提携しているスルガ銀行の住宅ローンなどを取り扱っていますが、スルガ銀行が不正な融資を行っていた問題を受けて、仲介した住宅ローンに問題がないか調査してきました。

その結果、契約者自身が物件に住むことが条件となっている「賃貸併用住宅ローン」257件のうち、当初から居住する意思がなかったと疑われるものが24件、審査に必要な明細や源泉徴収票を偽装したものが2件、書類の偽装の疑いがあるものが6件あったということです。

ただ、これらの不正について、ゆうちょ銀行の行員が関与していたケースはなかったということです。

これについて日本郵政の長門社長は、記者会見で
「スルガ銀行がこのようなことをやっていると思っていなかったことが反省の材料だ。僕らとしても申し込み内容が本当に正しいか見てからスルガ銀行に渡すべきだった。今後再開する場合はルールをきっちりする」と述べました。

ゆうちょ銀行は、一時的に受け付けを停止しているスルガ銀行の住宅ローンについて、再発防止策などを見極めたうえで、再開するか判断したいとしています。


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