2019年2月1日 20時46分
DV=ドメスティック・バイオレンスの相談件数などが増す中、政府は、被害者を保護する「民間シェルター」の支援策を検討する有識者会議を設置し、運営状況を調査したうえで、具体的な支援策を検討していくことになりました。

DV=ドメスティック・バイオレンスをめぐっては、警察への相談や通報がおととし過去最多の7万2000件になるなど、被害が増えていることから、政府は、被害者を一時的に保護する「民間シェルター」の支援策を検討する有識者会議を設置し、初会合を開きました。この中で片山女性活躍担当大臣は「私自身、若いころにDVの被害者となり精神的に追い込まれた。駆け込む先があるかどうかで人生が180度変わることを体験しており、現場の目線で『ここはおかしい』という声をすべて拾い上げたい」と述べました。そして、多くの「民間シェルター」が人材や資金が足りず厳しい運営を迫られているという指摘を受けて、全国に100余りある施設と、支援を行っている都道府県などに対しアンケートを行い、運営状況などを調査することを確認しました。

有識者会議では、アンケートの結果などを踏まえて具体的な支援策を検討し、ことし6月ごろをめどに報告書を取りまとめることにしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190201/k10011800361000.html
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