HOYAは1日、2019年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比21%増の1202億円になりそうだと発表した。2年連続で過去最高益となる。通期の見通しはこれまで開示していなかった。半導体部材やコンタクトレンズの販売が好調を維持する。

売上高は5%増の5640億円を見込む。半導体の微細化需要の高まりで、半導体ウエハーに回路を描く際の原板となる「マスクブランクス」の販売が伸びる。ハードディスクドライブ(HDD)の販売もデータセンター向けに好調を維持する。コンタクトレンズ専門店「アイシティ」は新規出店効果が出る。

同日発表した18年4〜12月期の連結決算は純利益が前年同期比16%増の930億円、売上高は6%増の4243億円だった。

取引時間中に業績見通しを発表すると、株価は上昇。一時前日比7%(441円)高の6739円をつけた。終値は6%(367円)高の6665円だった。

2019/2/1 16:46
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40771760R00C19A2DTC000/