https://jp.reuters.com/article/eu-sanction-venezuela-idJPKCN1PT1W2

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2019年2月4日 / 18:52 / 1時間前更新
EU、対ベネズエラ制裁強化を検討 原油禁輸は対象外=マルタ外相
Reuters Staff
[ブリュッセル 4日 ロイター] - 欧州連合(EU)がベネズエラのマドゥロ政権に対する制裁措置の強化を検討していることが4日、マルタ外相の話で明らかになった。ただ原油の禁輸は検討していない。

マルタのカルメロ・アベラ外相はEU外相会合後にロイターに対し、「EUは一段の制裁措置導入の可能性について検討している」とし、「国民に影響が及ぶ恐れがある産業部門ではなく、特定の個人に対し制裁措置を強めることを検討している」と述べた。

同外相によると、より多くのベネズエラ当局者に対する資産凍結や渡航禁止などが検討されている。

EUは2017年11月以降、権利侵害や民主主義弱体化に関与した疑いで当局者18人の渡航禁止や資産凍結のほか、弾圧に使われる武器や機器の禁輸措置を発動。

専門家らは、EUの制裁措置がこれまでのところ、マドゥロ政権の政策にほとんど影響を与えなかったとし、変革強制には原油・金融制裁が唯一の方法となる可能性を指摘している。

欧州主要国はこの日、ベネズエラの野党指導者フアン・グアイド国会議長を「暫定大統領」として承認した。。