[無党派者からの提案]

この国では機能不全に陥りながら、全く改善されない政治的慣習が数多存在するが、
「官房長官の記者会見」なるものはその最たるものだろう。
昨今では「官房長官の記者会見」は、記者の質問に答える場ではないという意見すらあるが、
その意見を重視するならなおのこと、
「官房長官の記者会見」に関する行政側と一般社会側とのその役割に対する認識の乖離が修復不能なところまで来ているという事になる。
かつて、「官房長官記者会見」は「政府報道官記者会見」と同一視されていた。
だが、質問は遠慮してくれというなら、行政側は「報道官」という役職をきちんと設け、
頭脳と滑舌に優れ、政府の方針や立場を的確に述べるとともに、記者の質問に当意即妙に応じる事の出来る者に「記者会見」をさせてもらいたいものだ。
今の「官房長官の記者会見」は完全な機能不全に陥り、国民の要求に応えてはいない。
今の官房長官のように異常に能力が低いからと言って、記者の質問に答えるのは遠慮させてもらいたいなどと、
ガキのようなような事を言っていたのでは、行政府ひいては国家など成り立ちようもない。
「報道官」の創設、是非検討していただきたいものだ。