https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190207/k10011806611000.html

ロシア極東では、朝鮮半島にルーツを持つロシア人や韓国や北朝鮮の外交官などが
一堂に集まって旧正月を祝う催しが行われ、参加者は南北の関係改善を願いました。

中国や韓国などアジアの多くの国々では旧暦で新年を祝っていて、朝鮮半島にルーツを持つ
数万人余りが暮らすロシア極東でも、旧正月を祝う催しが各地で行われています。

ウラジオストク近郊のホテルで6日開かれたイベントには、ロシア人のほか、ウラジオストクに
駐在する韓国や北朝鮮の外交官などおよそ100人が参加しました。

この中で韓国のイ・ソクペ総領事は「ことし、南北の安定と平和、それに繁栄において、
大きな進歩を遂げられるよう願っています」とロシア語であいさつしました。

また北朝鮮の領事は「北朝鮮と韓国の関係が発展するよう皆が取り組んでほしい」と応じて、
南北間の経済協力の再開などに対する期待をにじませました。

イベントでは、伝統の衣装を着たロシア人や北朝鮮の人たちが踊りや歌を披露したほか、
最後には参加者全員が輪になって踊って友好を深め、南北の関係改善を願っていました。