https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-02-07/PMKAWW6K50Y301?srnd=cojp-v2

タタ・モーターズ、インド史上最大の損失計上−中国需要の弱さで

P R Sanjai、Rahul Satija
2019年2月8日 2:08 JST
→10−12月決算、2700億ルピーの損失
→傘下のジャガーが39億ドルの減損費用を計上

インドの自動車メーカー、タタ・モーターズの2018年10−12月(第3四半期)決算はインド企業として四半期ベースで過去最大の赤字となった。高級車部門ジャガー・ランドローバーが中国での需要軟化を主因に、39億ドル(約4280億円)の減損費用を計上した。

  10−12月期の純損失は2700億ルピー(約4200億円)で、 2012年にインド石油会社が報告した損失規模を上回った。タタ・モーターズは前年同期には120億ルピーの利益を計上していた。18年10−12月のアナリスト予想平均は77億3000万ルピーの黒字だった。

  発表文によると、ジャガー・ランドローバーでの2784億ルピーの資産減損は、中国を中心とした市場環境の厳しさや技術分野の混乱、債務コストの上昇が要因。

  タタ・モーターズの純売上高は7700億ルピーで、市場予想平均の7875億ルピーを下回った。