金融緩和って言ったって、出発点を誤解しまくってる。

今の緩和っていうのは、銀行から日本国債を大量に買い取れば、
それが民間企業への貸出しに回ると、そのお金が日本全体に
回って、緩和になるってのが建前。

でも、日本全体がすさまじい老齢化、人口減少、世帯減少で
消費が縮小してるから、企業はそこへ投資なんかしない。

しかもすさまじい老齢化は、中学生の計算納涼があれば、年金も
医療費も、あと10年もしたら成立しないってわかりきってるから、
国民もお金を使わないで、老後の年金の不足分を、何千万円
単位で積立している。

つまり緩和の大原則がまったく機能してないわけ。
だから、緩和したお金は、どんどん日銀を膨れ上がらせてるだけで、
ちょっとでも不況が起こったら、日本は対策すらできなくなったし、
過去に何度も起こってる株の急落や、金利の上昇が起こるだけで、
日銀の自己資本の8兆円なんか、軽く飛んでしまい、日銀が簡単に
債務超過になっちゃう危険性をはらんでる。

このことを理解できてないやつが多すぎ。