拉致問題の早期解決を求める集会が東京都内で開かれ、菅官房長官は、今月下旬に予定されている2回目の米朝首脳会談などの機会を捉えながら、アメリカをはじめ関係国と連携し、すべての拉致被害者の帰国の実現に向け、全力を尽くす考えを重ねて強調しました。

集会は政府と東京都が拉致問題の早期解決に向けて世論を喚起しようと、東京・中野区で開き、拉致問題担当大臣を兼務する菅官房長官や東京都の小池知事も出席しました。

この中で菅官房長官は「今月下旬に2回目の米朝首脳会談がベトナムで開催される。これに向けて、引き続きアメリカや関係諸国と連携しながら、すべての拉致被害者の帰国を実現すべく全力で取り組む」と述べました。

そのうえで、菅官房長官は「若い世代を含む幅広い国民の声が、一層大きくなることは拉致問題解決に向けて力強い後押しとなる。拉致問題の全面解決に向けて安倍総理大臣を中心にあらゆるチャンスを逃すことなく、政府挙げて取り組んでいく」と述べました。

2019年2月9日 16時07分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190209/k10011809701000.html
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