釧路石炭列車、3月末運休 早ければ6月にも廃止


 【釧路】国内唯一の石炭輸送専用鉄道「太平洋石炭販売輸送臨港線」
(釧路)について、運行主体の太平洋石炭販売輸送の親会社、石炭輸入
販売・不動産業の太平洋興発(東京)は9日、3月末の運休と、
その後の廃止を決定したことを明らかにした。今後国土交通省に
廃止届を提出し、早ければ6月にも廃止する。

 太平洋興発は、荷主の釧路コールマイン(釧路、KCM)の採炭量減少
などを踏まえ、同線の運休、廃止を検討していた。太平洋興発によると、
KCMからは3月末での契約終了の申し入れがあった。2020年秋稼働
予定の釧路火力発電所(釧路)がKCMの石炭運搬に鉄道を使わず輸送量が
確保できないこともあり、廃止もやむなしとの判断に至ったという。

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北海道新聞(02/10 11:55 更新)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/275366