この時期の富士山は山頂付近はほとんどブルーアイス状態となっており、
アイゼンやピッケルの刺さりが悪くなっています。
それだけであれば事故が増えることはないのですが、
さらに富士山の地形特有の強い風(突風)が吹くためにバランスを崩してしまい
滑落する事故が相次いでます。
また、厳しい山道でありがちな、登りはなんとか登れても下れないという状況になります。
山頂付近は傾斜が40度近くにもなり、ガチガチの氷でアイゼンの刺さりが悪い状態で風で不安定な中、
降りてくる状況ははっきり言っていつ事故が起こっても不思議ではない状態です。
いくら雪山経験が豊富な人でも危険な状況になるのが厳冬期の富士山です。