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富士山で2人遭難か 11日朝から捜索
2019年2月11日 4時32分

10日、山梨県側から富士山に登った6人の登山グループのうち、登山中に別行動をとった男性2人と連絡がとれなくなっていることから、警察は2人が遭難したおそれがあるとして、11日朝から捜索することにしています。

10日午後9時すぎ、富士山の山頂から5合目の山小屋に下山した登山グループの代表の男性から、「登山中に分かれた2人が夜になっても山小屋に戻らない」と警察に通報がありました。

警察によりますと、2人は大阪府に住む70代の男性と京都府に住む60代の男性で、10日午前7時ごろ、山梨県側の登山道の5合目から6人のグループで富士山に登り始めました。

しかし、70代の男性が6合目付近で遅れだし、残りのメンバーに「先に行ってほしい」と話して別行動をとったほか、60代の男性が8合目付近で体力的に登ることができなくなり、1人で引き返したということです。

70代の男性は携帯電話や無線機を持っていないため連絡手段がなく、60代の男性は携帯電話を持っているものの、応答がないということです。

2人は冬山の登山に必要な防寒の装備や食料を持っているということですが、警察は2人が遭難したおそれがあるとして、11日朝から捜索を行うことにしています。