■日本政府の反論に「謝罪受けた被害者いない」=韓国慰安婦支援団体

【ソウル聯合ニュース】米紙ニューヨーク・タイムズが報じた旧日本軍の慰安婦被害者、金福童(キム・ボクドン)さんの死亡記事に対し、日本政府が「数多くの機会に誠実な謝罪を伝えてきた」と反論したことについて、慰安婦問題の解決を求めている韓国市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)は11日、「日本政府は被害者の名誉を毀損(きそん)する行為を直ちに撤回し、金福童さんの前で謝罪しなければならない」と糾弾する声明を出した。

声明は「故人の死を哀悼する記事にまで難癖をつける日本政府は道義にもとり、国際的な常識にも反する反人権的な行為を直ちに中断すべきだ」として、「日本軍の性奴隷犯罪を認め、法的な責任を履行しなければならない」と促した。

また、「謝罪を受けた被害者はいないのに誠実に謝罪したとして故人を攻撃している」と指摘。「法的な責任を認めさえしていないのに補償が(2015年の)韓日合意によって解決したという矛盾した認識を自ら暴露した」と強調した。

その上で、「国連の人権理事会などは韓日合意が被害者中心主義を反映しなかったとの立場を明らかにした」とし、「日本政府に対し、被害者の人権回復のためのあらゆる措置を取ることを勧告した」と主張。「日本政府がやるべきことは金福童さんをはじめとするすでに故人となった被害者に心から犯罪事実を認めて公式に謝罪すること」と強調した。

2019.02.11 14:27
聯合ニュース
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20190211002000882
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■慰安婦問題巡る日本の米紙寄稿 韓国市民団体が大々的な反論へ 

【ソウル聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦問題を巡り、日本政府が「誠実に謝罪した」とする反論文を米主要紙ニューヨーク・タイムズに寄稿したことに対し、インターネット上などで民間外交に取り組む韓国の市民団体VANKは11日、「偽りの投稿」と反発した。こうした日本の主張に反論するキャンペーンを展開する計画だ。

ニューヨーク・タイムズは1月30日付で、慰安婦被害者の金福童(キム・ボクドン)さんの死を伝えながら、「不屈の活動家」として病床でも日本に真の謝罪と法的な賠償を求め続けたとした。

この記事に対し、日本外務省報道官が同紙に寄せた反論が掲載された。寄稿は「日本政府は数多くの機会において元慰安婦に対する誠実な謝罪と悔恨の念を伝えてきた」と主張。また、「元慰安婦の名誉と尊厳を回復し、心の傷を癒やす取り組みを行ってきた」とし、存命だった慰安婦被害者47人のうち34人が、韓日合意に基づく「和解・癒やし財団」から「支援金を受け取り、取り組みを歓迎した」と強調した。

産経新聞は、「どのメディアに対しても不正確な報道には申し入れをしていく」という外務省担当者の発言を伝えている。

VANKの朴起台(パク・ギテ)団長はこの日、「金福童ハルモニ(おばあさん)の『最後まで闘ってほしい』という遺言を深く心に刻んでいる。日本がイメージを一新して歴史をゆがめていることに対し、どこまでも闘う」と誓った。

また、世界に向けキャンペーンを展開すると表明した。まずはニューヨーク・タイムズへの日本の寄稿でゆがめられている部分を取り上げ、慰安婦問題を巡り日本がイメージ刷新を図っていることを世界中のメディアに伝える。各メディアの記者に対し、日本の帝国主義の歴史を伝えるためVANKが製作した英文サイト(www.maywespeak.com)の周知も目指す。

2019年2月11日 11時50分
聯合ニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/16004757/

※関連ソース
外務省報道官、NYタイムズの元慰安婦問題の記述に「誤り」と反論
https://www.sankei.com/world/news/190208/wor1902080035-n1.html

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