叔母が末期がんで苦しんだ末に亡くなった時
故人の願いということで親族だけのお別れ会で葬儀を済ませた
生前に商いをしていた関係で取引先や長年のお客さんたちが
焼香だけでもと言っては一人残された叔父のもとを訪ねてきた
焼香の客は毎週末のように一年以上にわたって絶え間なくやってきた
叔父はそのたびに叔母の死について語りそしてそのたびに涙を流した
まるで叔母の死を何度も追体験しているようで精神的に辛いとこぼしていた
たとえ宗教的な葬儀や埋葬の儀式を行わないとしても
縁故の人々を招いてのお別れ会や偲ぶ会はやったほうがいいという教訓でした