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GDP 2期ぶりプラス成長 民間調査会社10社予測
2019年2月12日 5時12分

今月14日に発表される去年10月から12月までのGDP=国内総生産は、夏に相次いだ自然災害で落ち込んだ個人消費や企業の設備投資が持ち直し、2期ぶりのプラス成長になるという予測を民間の主な調査会社がまとめました。

民間の調査会社など10社の予測によりますと、去年10月から12月までのGDPの伸び率は、物価の変動を除いた実質で前の3か月と比べて、プラス0.1%からプラス0.9%となっています。

これが1年間続いた場合の「年率」に換算しますと、プラス0.3%からプラス3.5%となり、10社すべてが2期ぶりのプラスを見込んでいます。

要因について各社は、豪雨や台風、それに北海道での地震など夏に相次いだ自然災害で落ち込んでいた個人消費や企業の設備投資が持ち直した、などと分析しています。

一方で、同じく災害の影響で減少した「輸出」については、中国経済の減速などを背景に回復の動きが弱いという見方が目立ち、日本の景気の現状は「踊り場」や「足踏み」に近い状態になっているという指摘も出ています。