みずほフィナンシャルグループは、週末にATMを止めて行ってきたシステムの移行作業が進んできたことから、夜間や土日でもほかの金融機関への振り込みが直ちにできる全国銀行協会のシステムに、早ければ夏までに接続する方針です。

みずほは、去年6月以降、週末にATM=現金自動預け払い機を止め、傘下の銀行と信託銀行のシステムを刷新して一本化する作業を進めてきました。

9回に分けた移行作業のうち、8回目が先週末から12日朝にかけて終わり、これで、作業はことし7月中旬に予定される1回を残すだけになりました。

これまで目立ったトラブルなく作業が進んで来たことから、みずほは顧客の利便性を高めるため、早ければ夏までに金融機関どうしの振り込みが夜間や土日、祝日でも直ちにできる全国銀行協会のシステムに接続する方針です。

みずほの新しいシステムの開発には4000億円余りが投じられていて、移行作業が終わったあとは、巨額の投資を顧客サービスの向上や業務の効率化にどれだけ結び付けられるかが問われることになります。

2019年2月12日 10時50分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190212/k10011811721000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001