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第1原発過労死で遺族提訴、福島
東電などに4300万請求
2019/2/13 18:53
©一般社団法人共同通信社

 2017年10月、東京電力福島第1原発構内で倒れた後に死亡した福島県いわき市の自動車整備士猪狩忠昭さん=当時(57)=の遺族が13日、長時間労働を放置したなどとして、勤務していた同市の会社や東電などに計約4300万円の損害賠償を求め、福島地裁いわき支部に提訴した。

 いわき労働基準監督署は昨年10月、長時間労働による過労死だったとして労災認定している。

 訴状によると、猪狩さんは平日午前4時半ごろいわき市の会社に出勤、福島第1原発へ移動し車両整備を行っていた。帰社後や土曜も午後6時ごろまで作業し、死亡前半年の時間外労働が月平均110時間を超えていた。