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海外旅行の男性がはしか JRや地下鉄で千葉県内や都内移動
2019年2月15日 20時09分はしか

千葉市では先月、モルディブから帰国した20代の男性がはしかと診断されました。男性はJRや地下鉄を使って千葉県内や都内を移動していたことから、千葉市は感染が広がるおそれがあるとして注意を呼びかけています。

はしかと診断されたのは千葉市に住む20代の男性で、先月モルディブから帰国したあと、今月6日の夜になって発熱の症状が出ました。

検査ではしかと確定するまでの間、医療機関の受診などのため、千葉県内や都内のJRや地下鉄を利用したということです。

男性が利用した交通機関を詳しく見ますと、今月5日と6日には午前8時に本千葉駅を出発したJR内房線などを利用。

発熱の症状が出たあとの今月7日には千葉市内の医療機関を受診するため午前10時19分、本千葉駅発・千葉駅行きのJR外房線などを利用。

発疹の症状が出たあとの今月9日午後2時台、千葉市内の医療機関を再受診したあと、紹介を受けた都内の医療機関に行くため、午後5時台にJR千葉駅から都営大江戸線の飯田橋駅を経由して若松河田駅まで移動し、午後11時台に同じルートを逆に通って帰宅しています。

そして今月12日には再び都内の医療機関を受診するため、午前8時からJR本千葉駅を出発して都営大江戸線の若松河田駅までの間を往復しました。

千葉市は同じ時間帯に利用した人に感染が広がるおそれがあるとして、男性が利用した交通機関の情報をホームページの「ニュースリリース・記者発表資料」などで公表して注意を呼びかけています。

そして発熱や発疹などはしかが疑われる症状が現れた場合には、事前に医療機関に連絡したうえで指示に従って受診するよう呼びかけています。

千葉市ではしかの患者が発生したのは、平成25年8月以来およそ5年半ぶりだということです。