1. 年上の兄弟が雛の子育てを手伝う
親カラスの巣を捕食者から守る若いカラスがよく目撃されている。また両親や雛たちにエサをとってくるカラスもいる。

2. 死ぬと葬式が催される
 カラスの遺体には数百ものカラスが集まる傾向がある。この間、生きているカラスは遺体に触れたりはしないため、死体漁りが目的ではない。

3. 信号の意味が分かる
 ハシボソガラスは赤信号になってからクルミを置き、青信号の間はクルミが割れても近寄らない。そして再び赤信号になってから颯爽と中身の回収に舞い降りるのである。

4. 捕食者相手に一丸となって戦う
 警戒すべき敵がいれば集団となり、それぞれが急降下してクチバシの一撃を食らわせる。傷つく仲間もいるかもしれないが、上手くいけば敵を退散させることができる。

5. 欲求を我慢できる
 実験からは、ワタリガラスとハシボソガラスはもっといいエサがもらえるならば、待つことを厭わないことが判明した。パンを差し出されたカラスは、フライドポークと交換できると分かっていれば、喜んで待つのである。