すでに15年前から既定路線っすw


(週刊金曜日:2004・11・26号p.32より)


「小泉首相にワン・フレーズ・ポリティクスをアドバイスしたのは電通と聞いています」

広告業界関係者はさらりといって、こう続けた。


「小泉政権が誕生した2001年に、小泉さんと電通トップとの一席が設けられ、
そこで電通トップが広告業界の話をしたというのです。

クライアント(顧客)は15秒のコマーシャルの中でいろいろなことをいいたがるが、
『ワン・コマーシャルでワン・メッセージでないと伝わらない』といっている、という内容で、
これを聞いて小泉さんは、多言を弄するのではなく、ワン・メッセージで
端的にいう大切さを悟ったというわけです」

政治評論家の森田実は『月刊日本』(03年11月号)でこう指摘した。

「小泉氏は、実は2年前の春の自民党総裁選で、某広告会社にプロジェクトチームを
作り、総裁選戦略を研究させた。彼らは米国型のメディア活用方法を取り入れた。
広告会社から提案されたのが、例の『自民党を変えます』『日本を変えます』
『構造改革なくして景気回復なし』という、すべて15秒以内のスローガンの羅列−−つまり、
ワン・フレーズ・ポリティクスの手法だ。・・」