>>厚労省の担当者から「調査対象事業所の入れ替えで14年の賃金上昇率がマイナス改定され、首相官邸が怒っている」と聞いた
>>毎月勤労統計は当時、従業員30〜499人の事業所は2〜3年ごとに調査対象を全数入れ替える仕組みで、


これは統計の集計手法として標本の取り方がおかしい。
定期的に標本を入れ替えるにしても、
全数を一気に入れ替えると当たり前に統計の数値として連続性が無くなるから
信憑性が損なわれる。
こんな事をしていたら、
まったく同じ時期のデータを使ったところで
入れ替え時に上にも下にもブレまくる。
遡求修正しても数値の信憑性が下がる。

例えば、5年で標本を入れ替えるとして、
五分の一ずつ入れ替える時期をズラして
激変緩和しないと統計として意味をなさん。
しかもその処理を長期間同じ手法で継続して
ようやく統計として信憑性が出てくる。

こんな信憑性が無い事務処理をして、
政策の結果がブレまくる数値で出されて、
それも目標としていた数値と反対の結果になった数値を出されたら
官邸も普通に怒るだろ。
「景気が悪化している」って数値が統計処理の手法を変えただけで悪化してれば
もっと景気刺激策をとる必要があったのに
それを事務処理が間違ったが故に適切な政策を選択できなかったんだから。