https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190218-00000016-jij-pol

政府は2月24日に主催する天皇陛下在位30年記念式典で、出席者の本人確認に顔認証システムを導入する。

入場手続きの時間短縮や、なりすましなどを防ぐテロ対策の強化が狙い。政府主催の行事でこのシステムが活用されるのは初めて。

記念式典は東京都千代田区の国立劇場で開かれ、千数百人の出席が予定されている。顔認証は政府関係者と報道関係者など数百人が対象で、閣僚や国会議員、地方自治体の首長らは除かれる。

式典の参加者はあらかじめ顔写真を登録。当日、受付場所の読み取り機に、事前配布された受付票のQRコードをかざすと自動照合される仕組みだ。政府関係者によると、1人当たりの入場確認は10秒程度に短縮可能。本人だと正確に識別できる確率は「99%以上」という。

政府は、多数の外国元首らを招待する10月22日の「即位礼正殿の儀」などでも顔認証システムの活用を検討する。