ホウドウキョク
動画
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190218-00010010-houdoukvq-soci

近年、人気の婚活アプリ。

互いに自分の顔写真や職業、年収、身長などを登録することで、希望の条件に合う相手を手軽に探せるサービス。

実際に結婚に至るケースも増えている。

しかし、相手の情報がうそだったら。

女性2人が、婚活アプリで知り合った男に現金をだまし取られた事件。

男に現金を渡したまま返ってこない女性が、十数人にのぼるとみられることがわかり、警視庁が余罪を調べている。

被害者が、その手口を語った。

相手の女性にお好み焼きを焼く気遣いを見せたり、高級旅館で甘い言葉をささやきかけていた大嶽翔仁被告(27)。

2018年9月、婚活アプリで知り合った女性から、「出張に行くけど財布をなくした」などと言って20万円をだまし取るなどした罪に問われている。

被害に遭ったAさん「すごく紳士的な方だなと思って...。丁寧な言葉遣いだし。紳士的な男性を演じるのは、すごくうまかったなって思います」

大嶽被告が、女性と知り合うきっかけとして悪用していたのが「婚活アプリ」。

大嶽被告は、複数のイニシャルを登録し、うその職業や年収などを設定して、女性の希望条件に合う「理想の相手」に成り済ましていた。

婚活アプリで知り合った女性をデートに誘い出した大嶽被告は、銀座の高級レストランに連れていったり、プレゼントを渡したりしたという。

被害に遭ったBさん「女の人が、すごく社会に出る時代で、その分、出会いとかが少なくなったりとかして。(婚活アプリを悪用したのは)ひどいなって思うし、怒りを覚え過ぎて、いろいろ思い出せない」

婚活サイトや婚活アプリは、手軽に出会いを提供する一方、詐欺やデート商法といったトラブルの温床にもなっている。

大嶽被告は、すでに女性2人に対する詐欺事件で逮捕・起訴されているが、その後の取材で、十数人にのぼるとみられる女性が、大嶽被告に現金を渡したまま、返金されていないことが新たにわかった。

警視庁は、被害の全容や余罪を調べている