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議会に無断で予算3100万円流用し体育館改修 副市長が辞職 佐賀
2019年2月18日 15時19分

プロを目指すバスケットボールチームからの要請を受けて、佐賀市が議会の承認を得ずに市の予算を流用して、廃校となった小学校の体育館を改修していたことが分かり、改修を主導した副市長が18日付けで辞職しました。

佐賀市は、市内にあるプロを目指すバスケットボールチームからの要請を受けて、議会への説明をしないまま別の予算からおよそ3100万円を流用し、おととしから去年にかけて廃校となった小学校の体育館を改修しました。

これについて市議会は昨年度(平成29年度)の一般会計の決算を全会一致で不認定としたうえで、当時総務部長として改修を主導した畑瀬信芳副市長などからの聞き取り調査を行い、「トップダウンの指示を受けたごく一部の職員によって進められ、組織としてのチェックは機能していなかった」などとする最終報告の案を示しています。

畑瀬副市長は先月、「市政に対する大きな混乱を生じさせた」などとして退職届を提出していましたが、18日付けで辞職しました。

副市長は当面、御厨安守副市長が1人で務めることになり、秀島市長は今月26日から始まる定例の市議会で最終報告を聞いたうえで、みずからの処分や再発防止策を示すことにしています。

畑瀬副市長は、総務部長や企画調整部長などを経て、去年7月に副市長に就任していました。