TBS系ドラマ「ふぞろいの林檎たち」、NHK大河ドラマ「篤姫」などで、存在感のある演技で名脇役として活躍した女優の佐々木すみ江さんが死去したことが19日、分かった。90歳だった。所属事務所は後日詳細を発表するとしている。佐々木さんは先月末に行われた女優の角替和枝さんのお別れ会に参列していた。

 1928年、東京生まれ。劇団民芸の結成に参加し、51年に「その妹」で初舞台を踏んだ。69年に退団後は蜷川幸雄演出の「にごり江」「欲望という名の市電」、井上ひさし作・木村光一演出「頭痛肩こり樋口一葉」などの舞台に出演した。

 舞台引退後はドラマ、映画などで活躍。「ふぞろい-」では中井貴一演じる主人公の母親役として存在感のある演技を見せていた。「篤姫」では宮崎あおい演じる主人公の養育係菊本役を演じ、「女の道は一本道でございます」という名台詞を残した。また連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」では、ヒロインを支える温かな貸本屋のお姑さん役を演じた。

2019年2月19日17時20分 スポーツ報知
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