>>96
自分はもっと大きい視点で書いたつもりなんだけどね
サンローランとディオールの関係についてだが
ディオールは全盛期の50年代後半に死んでしまい
本来なら四天王のトップピエールカルダンが継ぐべきだったが、先に独立しており
最も若手で才能あるサンローランを抜擢した、しかし数年後独立してしまう
表向きは兵役や病気を挙げているが
あまりに革新的な事をしたので、経営陣と対立したのが原因
兵役や病気ならまたディオールに復活するはずだし
その後ディオールはマルクボアンだったか?この人が30年ぐらい主任デザインを担当
保守的で経営陣の言う事を素直に聞くタイプだったんだろう
90年ぐらいにイタリアのジャンフランコフェレに交代する
当時はフランスの老舗ブランドに、なぜ他国人を採用するのか!と一部非難浴びるが
デドール賞を見事取り、初のクチュールを成功させる
同じ頃人気だったクロードモンタナもランバンのデザインに抜擢されるが
全くの不評を浴びる、しかし次かその次では見返しデドール賞を取ったはず
LVMHが買収攻勢し始めたのは90年代ぐらいからだが
ディオールがLVMHの元となったとこに買収されたのは60年代ぐらいだったはず

ディオールがビジネスで成功したのは、ビジネスパートナーのマルセル・ブサックの影響が大きい
彼は競馬の馬産家でも有名で、繊維業と2つのビジネスで成功した
馬産はフランスの大レースを独占し一強と呼ばれるほどの大成功
しかしディオールが死ぬ60年ぐらいには、結構落ち目だったみたいで
サンローランをディオールから追放した人に、彼の影響があったかもしれない

老舗を若返らせるのをサンローランは成功しなかった
それ以前にディオールブランドは落ち目になってなかったし