医師不在で違法透析の疑い、神戸
元診療所経営者ら逮捕
2019/2/20 17:13
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 医師が不在なのに人工透析をしていたとして、兵庫県警生活経済課は20日、臨床工学技士法違反の疑いで、神戸市長田区の診療所「富士クリニック」(閉鎖)の元経営者野々上孝義(75)=神戸市北区=と、元事務長土江衛(36)=同県猪名川町=の両容疑者を逮捕した。ともに容疑を否認している。

 同課によると、臨床工学技士が人工透析をするには医師の指示が必要だが、医師が1人もいない日があったという。2017年11月には透析中の女性患者の容体が急変し、別の病院に救急搬送された。命に別条はなかった。診療所は昨年5月に閉鎖した。