大阪の「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」。近年、新たなアトラクションの導入などでパークが拡大し、入場者数もうなぎのぼりと絶好調のテーマパークです。その一方で、日々の営業を支えているスタッフの確保が常に課題となっています。夢のテーマパークの求人事情を取材しました。
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■アルバイトクルー9000人が支える30種類以上の仕事

USJに出勤した人たちがまず向かうのは、いろいろなデザインの服が所狭しと吊るされた巨大なクローゼット。みなさん、その中から自分の担当エリアの制服を取っていきます。

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2001年の開業以来、一時来場者数が落ち込んだものの2010年以降V字回復を遂げたUSJ。次々と新しいエリアやアトラクションをオープンさせ、客を飽きさせない手法で来場者数を順調に増やしてきました。その一方でクルーの増員が必要となりました。ハリーポッターエリアの開業(2014年)以降にクルーの数は67パーセントも増加。人員の確保が常に課題となっていました。

さらに来年には新エリア「スーパー・ニンテンドー・ワールド」がオープンする予定で、パークの拡大に伴い、現状の9000人に加えて新たに2500人のクルーが必要となります。

専門家指摘「人が集まりにくい現状」

しかし、テーマパーク業界には以前より人が集まりにくい現状があると専門家はいいます。

「お仕事の魅力だけではなく、勤務地が近いですとか、いろんな就業モチベーションリソース(要素)が多面的になっているので。今までは相まみえなかったような高時給のカフェであったり外食チェーンも採用競合になってきているところで、応募者の獲得難易度はあがってきているのではないか」(マイナビ 飯沼宏之事業部長)

27年前、東京ディズニーランドが開いたアルバイトの採用会の様子です。ホールを貸し切り、キャラクターも登場。アルバイトを希望する若者たちの熱気にあふれていました。

この頃は、テーマパークで働けること自体が「夢のような体験」。希望者は後を断ちませんでした。ところが時代とともにやりがいだけでなく、働き手は仕事の大変さや給料にも目を向けるようになったのです。

毎月1000人を採用しなければパークが回らない?

そんな中、USJも求人募集を見直し始めています。これまで求人広告はインターネットがメインでしたが、パークで働くことに興味がなかった層にも認知を広げようと、駅や電車内にも広告を出す計画を立てています。

「今までは求人の広告は求人媒体紙とかホームページとかということで、お仕事を探していらしゃる方に情報が届くというのでは有効だったんですけれども、より広く知っていただくためにはそれ以外の広告枠も活用して、相乗効果を高めていくことが知っていただくには有効かなと」(USJ人事部 塩谷真彦さん)

一方、離職率を下げる努力も怠りません。閉園後のパークで社内運動会を開催。従業員しか味わえない特別なイベントを用意することでスタッフ同士のコミュニケーションを促し、職場としての魅力を高めています。参加者からも好評のようです。

「職場の魅力を高めていかないといけないというときに、エンターテイメント企業らしい福利厚生施策というのは定着にも採用にもすごく影響が大きく、効果的だと思っていますので」(USJ人事部 塩谷真彦さん)

以下ソース先で

https://lpt.c.yimg.jp/amd/20190220-10000001-mbsnews-001-view.jpg
https://lpt.c.yimg.jp/amd/20190220-10000001-mbsnews-002-view.jpg
https://lpt.c.yimg.jp/amd/20190220-10000001-mbsnews-004-view.jpg

2/20(水) 13:32
MBSニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190220-10000001-mbsnews-l27&;p=1