2014年7月、いじめを受けていた熊本市立帯山中3年の男子生徒が自殺を図った問題で、元生徒(19)の代理人弁護士が21日、記者会見し、当時の同級生3人と保護者に損害賠償を求めた訴訟が熊本地裁(遠藤浩太郎裁判長)で和解したと明らかにした。いじめを認めて謝罪し慰謝料を支払うとの内容で、金額は非公表。20日付。

 代理人によると、元生徒は、同じ部活の同級生に無料通信アプリLINE(ライン)で悪口を書かれるなど、1年時からいじめを受け続け、薬を飲んで自殺を図った。

 和解で同級生らは、元生徒に「死ね」「消えろ」と発言したり、給食につばを吐きかけたりしたことも認めた。

2019/2/21 12:362/21 12:39updated
共同通信
https://this.kiji.is/471158722736718945