https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-47315445

カトリック教会の性的虐待スキャンダル、法王はどうする バチカンで会議始まる
2019/02/21 8時間前

マーティン・バシル、宗教編集長

キリスト教カトリック教会を揺さぶる性的虐待スキャンダルをめぐり、ローマ法王庁(ヴァチカン)で21日からの3日間、特別会議が開かれることになった。

ローマ法王フランシスコは先に、男性聖職者による修道女の性的暴行について、フランスでは「性奴隷」扱いしていたケースもあると認めたばかり。

こうした事態を受け、法王は9人の枢機卿を招集し、特別会議の開催を決めた。

現代のカトリック教会にとって最も喫緊な危機について、法王は指導力を発揮し、実行可能な解決策を見出さなくてはならない。

教会関係者による性的虐待のニュースは世界中で明らかになった。教会は聖職者による犯罪を隠ぺいし、自らの倫理的権威をぼろぼろにしたと糾弾されている。

法王はさらに、虐待の風潮拡大を許した教会の思い込みや姿勢、慣行などにも立ち向かわなくてはならない。取り組むべき問題の規模は、想像を絶するものになるかもしれない。
特別会議ではまた、130以上の国のカトリック司教協議会会長が招集される。しかしこれは、少なくとも1980年代から教会をむしばんできた病理に取り組むための、第一歩にすぎない。
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