鳥取県東部の少年サッカークラブの30歳代の男性コーチが、練習中に選手の足首を蹴るなどの体罰を加えていたことが県サッカー協会などへの取材でわかった。協会はコーチに厳重注意をし、クラブに再発防止を求めた。

 協会によると、問題の行為は2018年11月、県東部のグラウンドでの練習時に起きた。コーチが中学生選手を集め、チーム内でのコミュニケーションのとり方について指導した際、男子選手1人に対し、「おい」と声を荒らげ、詰め寄って足首を蹴ったという。

 選手の保護者から報告を受けたクラブがコーチから事情を聞いたところ、行為を認め、「選手の態度を注意するつもりだった」と説明した。クラブはコーチを3か月の対外活動自粛と減給の処分にし、協会も口頭で厳重注意をした。選手は退部しているという。

 県サッカー協会第3種委員会の近藤泰知委員長は「体罰は指導者として許されない行為。二度と起こらないよう防止に努めたい」と話した。

2019/02/24 YOMIURI ONLINE
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